内村航平
都会の緑あふれるレンタルオフィス『Rita-Office』代表
木村蓉子のブログへようこそ。
いざ始まったら目が離せないオリンピック。
連休を利用してテレビのチャンネルあちこち移動させながら日本選手の活躍に固唾を飲んで見入ってます。
まだ途中ながら、ここまでだけでも柔道、女子競泳、スケボの金メダルラッシュ。選手の大活躍に涙が出るほど嬉しい思いをさせてもらってます。それでもダントツに心を揺さぶられたのが、内村航平の体操鉄棒でのまさかの落下による敗戦。何が起こったのか瞬時には受け入れ難い現実でした。「もし一種目しか競技が観れないとしたら何を観ますか」という質問に、長年スポーツ報道の最先端にいた方が迷うことなく返答されたのが「今や芸術の域の内村航平です」と応えていました。私も同感。彼の人間的魅力も相まってずっと以前から大ファンです。
そのレジェンド内村選手が熟慮の末、鉄棒に特化して臨んだ東京2020オリンピックはあっけなく終わりました。でも、その余韻。波紋。なんて美しいのでしょう。オリンピックで金メダルを取る、この競技で10億稼いでやる、どれも人間界レベルでは正しい目標だと思う。その夢を追って追って内村選手は、ついにその域すら飛び抜けて天の域までその目標を高められたと私は感じました。なんて美しい生き方なんだろうと悔しさではなく、自分が思ってもみなかった美しいものを感じさせてくれて感涙に浸りました。
人の成功は、金メダルを取る事や人以上に稼ぐこと、これは無視できませんが、それは所詮この地に置いて逝かなくてはいけない。生きるに値する人生は天に昇る時の魂のレベルを上げること。自分のためだけでなく、それが人のため未来のためとなる生き方に昇華させること。それに尽きると思います。ありがとうございました。
心からの敬愛を込めて感謝を送ります。