経済は魔物
美しい写真が撮れたので載せてみました。美しい相模灘の夕陽です。
いわゆる天使の梯子が綺麗に見えますね。
レンタルオフィスはリーマンショック時の空室対策として始めたのですが、
経済って本当に気難しい生き物だと感じます。
リーマンショックの時は、かなりの大きな会社も固定費節約のために賃料を抑え始めました。
弊社のフロアーは100坪以上あったのでリーシングに苦慮したものです。
それがワンフロアを17に区分けしてレンタルオフィスにするや否や、
見る見るうちに満室稼働を果たしこの時は狙い通りと思ったものです。
しかし、今回のコロナは様相が違います。
ITの進化が幸いしてどこの会社もオンラインワークを導入し社員の通勤が激減。
ラッシュ時でも電車はガラスキ状態が続き、オフィスそのものの必要性が薄れました。
全ての業種が売上を下げた訳ではなくとも、そもそもオフィスの価値が否定される時代でした。
私はそんなはずはない。
日本の多くの人は狭い家に住んで仕事場と家族との空間を分けられるはずもなく、
まして子供のいる家でど真剣な会議や商談を自宅でできるはずがないと思っていました。
オフィスの必要性は絶対にあると読んでいました。
それでもレンタルオフィスでは、売上が激減してしまった飲食関係の会社さんから退去が続き、
瞬く間に5室が空いてしまいました。
それに比べてフロアをお借りいただいているすべての会社さんの業種が
たまたまコロナでかえって売上を伸ばせるものだったために余裕がありました。
かえって社員数が20%も増えたために弊社のオフィスには入りきらずに退室なさったほどです!
全く経済は読めない代物。魔物です。
読めないからこそ常に備えていかないといけませんね。
大きかろうが小さかろうが、有事でも生き抜く業態を常に模索して進化させて行く努力をし続けないといけないものだと今日も考えながら仕事しています。