屋上だっておしゃれに棚田です
江戸っ子のおしゃれの王道は、例えば着物の表地より裏地に拘ることです。
表を華やかにするのは野暮。
成り上がり者と馬鹿にしたものです。
一見しては分からないところにお金と思いを込めるのが江戸っ子の意気でした。
だから豊島屋ビル。
道行く人には見えないところに思いを込めています。
屋上。
そこに棚田を模した日本の原風景造りました。
神田は神の田。
古来、この地は神様に捧げるお米を作付けしていたところから命名されています。
神田がそんな神聖な地であることをこの地に縁あって仕事をしてくださっている方に知ってもらえたら嬉しい。
そんな思いを込めました。
もし仕事で脳が疲れてしまったら屋上まで登って、神田の風に吹かれてみたらどうかしら?
飢饉も大地震も空襲も先代たちはがむしゃらに働くことだけを武器にここまで乗り越えてきました。
きっと良い風が吹いているに違いありません。